2002年10月27日(日曜日)

◆ハリケン第27話「串焼きと無重力」2
脚本(酒井直行)、アクション監督(竹田道弘)、監督(諸田敏)

というわけで今回は、かつて忍者学校での同級生だった大将と再会するって話。
まあ、普通に良い話であったな。
大将の演技が素人臭かったのは、戦隊ものとは言え、ちょっと気になるところであった。
で、次回は偽旋風神登場。


◆龍騎第28話
脚本(小林靖子)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(宮崎剛)、監督(鈴村展弘)

というわけで今回は、13人目のライダーが現れて修正をするって話。
いきなり時間戻しとは、豪気なネタだな・・ちょっとジョジョ風味で、ちょっと総集編。
何でもありなのな、ライダーって。
今回は凝った総集編ではあったが、やはりちょっと面白みは半分ではあった。
まあラストの真司がちょっと格好良かったのはいい感じであった。
で、次回はレイコが大ピンチ。


◆ぴたテン「女の子のがんばり方」4
脚本(ときたひろこ)、絵コンテ(田中敦子)、演出(古谷渓一郎)、作画監督(宮本佐和子)

というわけで今回は、小星ちゃんが頑張るって話。
美紗と紫亜に負けないように張り切り、頑張り、空回りする小星ちゃんが非常に可愛かった。
女の子って大変だね(笑)
しかし相変わらず、どれみとはまた違ったベクトルを持った、ほのぼのまったり小学生アニメだな。
で、次回は町内大運動会。


◆満月「満月って恋の達人?」4
脚本(まさきひろ)、絵コンテ(東海林真一)、演出(渡辺健一郎)、作画監督(清丸悟)

というわけで今回は、満月が友達の久美(小林晃子)に恋の相談を受けるって話。
なかなか面白かった。
今回は演出も作画もなかなか良く、キャラの表情が豊かで、色々あって満月が久美の恋の相談を受けて巻き込まれるドタバタが非常に面白かった。
もう満月も久美も可愛いのなんの・・なんて初々しいんだ(笑)
なんか、すげえ萌え話でした・・小学生だけど(笑)
しかし、満月も友達たくさんできて良かったねえ。
で、次回は新たな死神いずみ&ジョナサン登場。


◆ミュウミュウ「ネコパニック、秘密のカギは乙女のくちびる」4
脚本(十川誠志)、絵コンテ・演出(松浦錠平)、作画監督(桜井木ノ実)

猫いちご萌え萌え。
というわけで今回は、いちごが猫になってしまい、大パニックに陥るって話。
もう、猫いちごがメチャクチャ可愛くて、ドタバタも非常に楽しく、変身シーンもある猫作画が結構気合が入っていてかなり良かった・・でも、桜井作監なんで人間はちょっとアレ(笑)
しかし、もう萌え萌え馬鹿話だったな〜。
なんか戦闘シーンもなく、ほとんど別のアニメでした。
セーラームーンの伝説の回である「恋されて追われて!ルナの最悪な日!」を思い出しました。
しかしEDのあの三匹の猫は、伏線だったんだな(笑)
で、アルトってのは何物なのであろうか・・やはりお約束かな?
次回は猫の声がわかるようになるいちごって話。


◆ミルモ「がんばれ、ダブル運動会」5
脚本(静谷伊佐夫)、絵コンテ・演出(そーとめこういちろう)、作画監督(工藤昌史)

というわけで今回は、楓が人間界の学校と妖精学校との運動会に出ることになり大変って話。
久々に日高さんも色々と活躍し、楓も二つの運動会の間でてんてこ舞いする描写が非常に楽しく面白かった。
相変わらず、演出作画はメチャクチャいいですしねえ。
テコ入れが結構上手いこと話に躍動感を出してるな。
でも、やはり日高さんが登場しているのは重要かも。
で、次回はリルムの大切な日。
またまた作画良さそうである。


◆満月第29話「新たな死神 いずみ&ジョナサン」4
脚本(中瀬理香)、絵コンテ(小島たみこ)、演出(鈴木芳成)、作画監督(江森真理子)

満月にも青山君が・・。
というわけで今回は、新しい死神、いずみ(緒方恵美)&ジョナサン(森訓久)がやって来て、タクトとめろこが必死でごまかそうとするって話。
今回は、演出作画のテンポもなかなか良く、新しい死神・いずみ&ジョナサンに満月の事をごまかそうとするドタバタが非常に楽しかった。
特に、あわてふためいて動揺しまくる、めろこが可愛かったな。
まあ、若王子先生と大重さん達との意気投合ぶりは、凄すぎな気もするけど(笑)
しかしこのアニメ、ストーリー的な部分だけでなく、演出作画も結構安定度高くて良いんだよねえ。
で、今回から物語にひと波乱をもたらしそうな新キャラである死神コンビ・いずみ&ジョナサンが登場。
なんか、またまた大変な事になりそうで、楽しみである。
で、次回はかつての満月のいた養護施設の先生、和美先生がアメリカからやって来るって話。


◆ミュウミュウ第29話「禁断の恋? ネコの言葉がわかるニャン」4
脚本(田中哲生)、絵コンテ(まついひとゆき)、演出(平田豊)、作画監督(吉本拓二)

というわけで今回は、いちごが猫の言葉がわかるようになり、駅で出会った猫のアサノ君(小野坂昌也)と知り合い、恋人の猫のジャクリーヌ(川澄綾子)を探すって話。
なんか前回と同じく、ほのぼのまったりしたちょっと感動話で、なかなか面白かった。
猫の話だけど(笑)
っていうか、なんか別の番組っぽくなってきたな・・いや、面白いからいいけど(笑)
これからも猫絡みでの話が増えて行くのであろうか?
で、次回はいちごが占いをするって話。


◆ミルモ第29話「リルムの大切な日」4
脚本(杉原めぐみ)、絵コンテ・演出(鈴木薫)、作画監督(三浦貴弘)

ミルモもOP・ED変更・・でも、普通のアニメのOPになっちったなあ・・。
前のは、「ミル、ミル、ミルモでポン!」って感じの、ちゃんとしたミルモでポン!OPだったからな。
というわけで今回は、婚約記念日を目前にしながら、リルムそっちのけで友達と遊びほうけているミルモに、約束をすっぽかされたリルムが怒って実家に帰るって話。
作画は三浦貴弘による神の作画で、どのキャラも可愛かったのだが、脚本・演出は激しく並であった・・もったいない・・。
で、次回は弱みを握られたミルモがワルモ団に?


◆クラギ「心を繋ぐファイト」5
脚本(木村揚)、絵コンテ・演出(菱田正和)、作画監督(戸部敦夫)

というわけで今回は、コウヤ@アークキャバリアーvsケイン@ボルトグレネードとの決戦!
コウヤ放浪編、完結。
もう、コウヤとアークキャバリアーが格好良すぎる・・。
熱い熱すぎる展開。
前々からこのアニメは「ガンダム」に似てると思っていましたが、ついに「ニュータイプ感応」発動(笑)
キラキラ光にに虹がイカス。
クラッシュギア演出ここに極めりといった感じで、脚本・演出・作画が一体となった、今までのクラッシュギアの中でも上位に入る名勝負でした。
コウヤ、ここに完全復活です。
しかし、どうやらまだまだ波乱の予感があるようで、今後の展開にも期待です。
で、次回はアレックスが話すカルロスの過去って話。


◆クラギ「秘められた力」3
脚本(井内秀治)、絵コンテ・演出(高木茂樹)、作画監督(高橋晃)

コウヤ、いきなり聖人君子のよう(笑)
というわけで今回は、アルベルトがカルロスの過去を語るって話。
とまあ、今回はワンフーとカルロス絡みの話で、普通でした。
しかし、元凶はお前だったかアレックス(笑)
で、次回はジロウvsブラッドの戦い。


◆クラギ「忍者ファイターを撃ち破れ!」4
脚本(樋口達人)、絵コンテ・演出(菱田正和)、作画監督(久行宏和、高橋真一)

というわけで今回は、ジロウ@レイジングブリッドvsブラッド@ステルスジライヤとの戦い。
流石は、トビタクラブ最大の良心であるジロウ。
熱くてド派手な戦いが格好良かった。
ド派手なグレートハリケンクラッシャーと、最後の滝の技であるスピントリックスクリューがイケてました。
っていうか、友を大事にしないブラッドと、友を思うジロウでは、戦う前から勝負が決まってたな(笑)
で、次回はコウヤがギアパンクラチオンに出ていたことがばれる?


◆どれみドカン第36話「自転車でどこまでも」4
脚本(成田良美)、絵コンテ・演出(山吉康夫)、作画監督(稲上晃)

というわけで今回は、何事にも動じない女の子・ひろこちゃん(永田亮子)が自転車に乗るって話。
久々の小学生日記で、バランスの取れたお約束だけど非常に良い話で、ほんわかと泣かせる。
森川・・いいヤツ・・っていうか気があるだけかも(笑)
しかし、自転車で遠くに行くのを競うみたいな感覚は懐かしいなあ・・今の小学生でもそういうのはあるのであろうか?
あと、今回は原画さんにお星様キラキラ目玉で有名な佐藤元さんが原画に・・なぜ?
で、次回は魔法使いのみんなが眠ってしまうって話。


◆どれみドカン第37話「全滅!?眠れる魔法使いたち」2
脚本(影山由美)、絵コンテ・演出(岩井隆央)、作画監督(生田目康裕)

というわけで今回は、魔法使い界の魔法使いたちが、眠ってしまうって話。
クライマックスに向けての、伏線張りのシリアス話。
でも、それゆえにテンションも低く、正直、あまり面白くない。
まあ、感動のための前振りと考えて我慢(笑)
で、次回はあいこの両親が、ついに再婚?
そいや、この問題もあったんだな・・さて、どうなることか。


◆どれみドカン第38話「ついに再婚!?あいこの決意」5
脚本(栗山緑)、絵コンテ・演出(五十嵐卓哉、中尾幸彦)、作画監督(大河内忍)

う、アバンタイトルからヤバメ・・。
というわけで今回は、あいこの両親がついに再婚する?、って話。
あうあうあうあうあう・・。
あいこに何か恨みでもあるのか、栗山緑(山田隆司)!!
と、思わず言いたくなるような辛い展開で、初っ端のアバンから、全編に漂う悲しさで、なんか泣かせまくり。
ひどい・・ひどすぎる・・。
あいこが、家族そろって暮らせる日が来るのはいつなのだ・・あうあう。
でも・・とは言いながらも、通天閣の上で涙を流しハーモニカを吹き、そして禁断の魔法を使おうとしたあいこを止めるどれみ達の登場の所では、泣きまくり。
ああ、ずるい・・ずるすぎる・・。
最終回までには、あいこを幸せにしてやってください、お願いします。
いやマジで。
あと、どれみのステーキも(笑)
で、次回はまた女王様話。


◆セラムンS「心を奪う妖花!第三の魔女テルル」3
脚本(柳川茂)、絵コンテ・演出(五十嵐卓也)、作画監督(中村太一)

というわけで今回は、第三のウイッチーズ5のひとりテルル(本多知恵子)登場。
でも、鳴り物入りで登場したけど、あっという間に退場(笑)
哀れ、テルル・・。
この辺り、展開早いんだよなあ。


◆セラムンS「愛を信じて! 亜美、心優しき戦士」3
脚本(富田祐弘)、絵コンテ・演出(遠藤勇二)、作画監督(本橋秀之)

というわけで今回は、無限学園の調査のために模擬試験を受けるどれみ達って話。
前回のテルルと同じく、ビリユイ(鷹森淑乃)もあっさり退場。
まあ、クライマックス直前だから仕方ないか。
展開早くなってる感じでるしねえ。
しかし、亜美のライバルって、インテリ系が多いな、やっぱ。


◆シスプリ2第2話
「秘密の花園…なの!」3
「衛」4
脚本(滝晃一)、絵コンテ(島津奔)、演出(松浦錠平)、作画監督(大河原晴男)
脚本(あみやまさはる)、絵コンテ・演出・作画監督(吉野真一)

というわけで今回は。
前半は、花穂が花の種を無くして探すって話。
え〜と、真のシスプリになったのはいいんだけど、現実世界とは完全に隔絶された「シスプリ空間」に突入してしまってるため、正直、どう楽しめばいいかわからん(笑)
なんか、ほとんど宗教の世界だな。
「お兄ちゃん」以外完全に楽しめない感じになってるなあ・・作画や美術がいいのは良いんだけど。
鬼のようなドジっ娘ぶりを見せる花穂とか、思いっきり別人ぶりを見せる航とかもなんか怖いしなあ・・どっかで改造されたみたいだし(笑)
まあ、そういう作品だから仕方がないってことで(笑)
後半は、衛の話で
え〜と、真のシスプリになったのはいいんだけど(略)
つうか、前半よりもさらに作画レベルが高いなあ。
しかも、絵コンテ・演出・作画監督がすべて一人で、独特の「衛空間」を作り出しているのは面白い。
ついていけない人には全くついていけないけど、結構レベルの高いプロモだな、これって。
まあ自分は衛萌えではないんだけど、これから他のキャラがどのように演出されていくか楽しみである。
で、次回はマロンの誘惑。


◆ガンダムSEED第2話「その名はガンダム」4
脚本(両澤千晶)、絵コンテ・演出(南康弘)、作画監督(大貫健一)、メカ作画監督(ウエダヨウイチ)

というわけで今回は、ザフトの襲撃を受けたキラ達は、ガンダムに乗りミゲル(西川貴敦)操るジンに立ち向かうって話。
残念ながら、前回ほどの演出作画の密度や速度には欠けて、若干テンポが悪め・・つうかまあこれが「ノーマル」でしょうね。
でも、福田監督お得意の「火花」を使った演出で見せるガンダムvsジンの戦いは、なかなかスピード感と迫力があり格好良かった。
ザフトの量産型MSであるジンが、羽型バーニアを吹かしながら「サーベル」(これぞ邦男!、評判悪いけど)で切りかかり、ガンダムはフェイズシフト(位相転移)装甲で防御・・PS装甲を展開すると色がつくってのが格好良いです。
そして、キラがガンダムのOSを再設定したことにより、鈍重だった動きが俊敏さを増して、「ガンダムタックル」「ガンダムパンチ」「ダブルダガー」というそれぞれの「チャームポイント」を生かした戦いはなかなか良かった。
初代がガンダムのその圧倒的「パワー」を見せつけたのとは違った、福田監督らしい「スピード」を生かした初戦闘でした。
主人公のキラ君もやっと主役らしさを見せてくれて、モビルスーツ・オペレーション・システムである「GUNDAM」をキーボードを使って手早く再設定し直してっていう描写もわかりやすく、主人公の「凄さ」の表現としては合格点でしょう。
「キングゲイナー」のゲイナー君は「ゲーマー」ですが、こちらのキラ君は「プログラマー」って感じで、どっちも今っぽいですね。
しかし、やはり初代と似た展開だと、どうしても比べて見てしまう所がありますねえ(苦笑)
その辺り、今後の独自性やオリジナル展開に期待です。
特に、「電童」でそのギミックを生かした「スパロボバトル」を見せてくれた福田監督なんで、その辺りの「スパロボバトル」に期待したいです。
ガンダムって「リアル指向」ってイメージがありますが、やはりその真価は「スパロボバトル」的格好良さにあると思いますから。
「リアル」と「スーパー」の見事な融合が、初代のガンダムでしたし。
それにしても、ジンのパイロットのミゲルは、TMRこと西川貴敦だったようですが、結構上手いんで気づきませんでした・・ガンオタとしては本望過ぎるだろうな(笑)
で、後半は結構初代とは違う展開を見せ始めて、軍事機密を見たことにより拘束されることになるキラ達とかはなかなか良い感じでした。
でも、マリュー大尉は最後まで軍人的高圧的態度に出るべきだったかも・・ブライトのように(笑)
それか、
「さっきは取り乱して悪かったわね。少し動揺していたから。素直に指示に従ってくれてありがとう・・」
とかなんとか言えば、好感度もアップだったのに!(笑)
そして、少人数による艦の操船をすることになるアークエンジェルとか、因縁ありありの戦いをするラウvsムウの戦いとかも、なかなか良い格好良かった。
特にCG等を使ったモニター等の細かい描写は、格好良くて燃えますな。
あと、1話ではあまり描かれなかった逃げ惑う市民やら、転がる死体やら、戦争描写を見せてくれたのもなかなか良い感じ。
本家である平井久司より、キャラが感情を良く見せてましたし(笑)
っていうか、大貫健一のキャラ作画はちょっと濃すぎだったな・・植田洋一のメカ作画は上手かったんだけど。
それにしても、ラストの電童やらを思わせる、福田監督お得意の「人は〜みなその手に〜♪」ではなくて・・「あ〜んなに一緒だ〜ったのに〜♪」のEDにかぶせての、クライマックス突入は、燃えます。
これからも電童と同じく上手く使って、場を盛り上げていただきたい。
っていうか、やっぱこれって福田ガンダムって感じですな。
第1話は、平井久司の絵のせいで「リヴァイアス」っぽさがかなりありましたが、
「戦いに巻き込まれていく子供達」「子供たちを導く大人達」「宿命の対決」「スピード感と迫力あるバトル」「連続性のある物語」「EDに突入しながらのラスト」
と、なんだかやっぱり福田節。
電童が福田監督によるスーパーロボットだとしたら、ガンダムSEEDは福田監督によるリアルロボットって感じになりそうで、楽しみです。
しかし、1話の「偽りの平和」というサブタイトル通りに「ヘリオポリス=日本」の暗喩って感じなんでしょうな、やはり。
で、次回はコロニー内での戦闘。


◆ガンダムSEED第3話「崩壊の大地」4
脚本(吉野弘幸)、絵コンテ(菊地一仁)、演出(高田耕一)、キャラ作画監督(しんぼたくろう)、メカ作画監督(高瀬健一)

というわけで今回は、アークエンジェルに乗艦したキラ達は、ヘリオポリスを守るために、ガンダムでザフト軍と戦うことになるって話。
今回で世界観や設定も少しづつ見えはじめ、話も動き、それぞれのキャラも立ち始め、なかなか方向性がついて来て、なかなか面白くなってきた。
もう、初代とはかなり違う展開だなあ。
特にコロニー崩壊の過程や、細かい艦内描写や、コロニー内での集団戦闘の描写などが、なかなかに凝っていて格好良い。
電波干渉を起こす事のできる装置である「ニュートロンジャマー」の描写(レーザー誘導や熱紋パターンなど)も結構きっちりしてるしね。
キャラの絵柄も今までで一番生きていて良い感じである。
でも、ところどころの演出と作画のテンポが悪めで、未だ手探りのようなチグハグ感があり、足並みがまだ揃ってないような違和感も感じる。
これからの一体感に期待。
しかし、CGで描かれたアークエンジェルはあんまりだなあ・・あれは浮いて見えるなあ。
やっぱMSと同じく、戦艦も手描きがいいです。
あと、キラが遺伝子操作された新人類であるコーディネーターであることが明かされ、今後のその辺りの葛藤や対立も楽しみである。
それにしても、ソードストライクタイプ(近接戦)のガンダムと、ジンの拠点爆撃用のD型装備格好良いなあ・・。
それと、今回で西川貴敦のやっていたミゲルが死亡。
上手かったし、いい味出していたから、ちょっと残念であるなあ。
で、次回はサイレントラン。


◆ガンダムSEED第4話「サイレントラン」3
脚本(遠藤明範)、絵コンテ・演出(菱川直樹)、作画監督(吉田徹、森下博光)

というわけで今回は、ヘリオポリスを崩壊させてしまったキラ達は、敵から逃れるべく軍事要塞アルテミスへと向かうって話。
うむ、それぞれのドラマも転がり始め、なかなかいい感じになってきた。
特に、「自分たちにできること」のために、自ら進んで艦の手伝いをするキラの友達たちがかなりいい・・あと、ムウもいい味出していて良いね。
どことなく「負のオーラ」を漂わせる富野展開とは、やはり違うなあ。
この前向きさは、福田作品なれではであるな。
しかし、細かい部分は違うのだけど、大きな部分は初代ガンダムをなぞっているのは、やはりちょっと気になるところではあるかな。
初代のリメイク的意味合いが強いとはいえ、そろそろ独自な路線でも行って欲しいところ。
あとメカ作画は結構安定してるのだが、キャラ作画が不安定すぎるのも気になるな。
せっかくいいドラマを作り出しているのに、あの作画では画としての説得力にちょっと欠けてくるからね。
まあ、ガンダムって昔から作画はよくなかったりはするんだけどね(苦笑)
それと、細かい描写などが凝っているのはやはり良いね。
1話で戦艦がヘリオポリスにケツから入っていた時も思っていたのだが、宇宙船が減速時に方向転換をして、メインエンジンで減速してるとかの描写は好きである。
そういう細かい所からリアリティってのは生まれてくるからねえ。
あと、「ニュートロンジャマー」による電波攪乱のためにレーダーが使えないので、「熱源探知(赤外線感知)」が主となってる描写とかね。
でも、ナスカ級が真横にいる描写はいくらなんでも近すぎ(笑)
向こうは加速してることにより推進剤噴射による赤外線探知ができて、こっちは慣性航行による「無音航行(サイレントラン)」で探知されないって描写なんだろうけど(苦笑)
その辺りの「緻密」な部分と、「大雑把」な部分がチグハグ感を産み、ツッコまれまくるんだよな(汗)
その辺り、きちっとした足並みを揃えて欲しいところ。
で、次回はガンダム初の宇宙戦闘!


◆ダイガンダー第30話「追憶宣言!ブライオンvsダイガンダー!!」2
脚本(藤田伸三)、絵コンテ(ひいろゆきな)、演出(浅見松雄)、作画監督(阿部航)

というわけで今回は、ハジメ博士にマエストロコマンダーのもとで修行するように言われたアキラ達は、ミルトさん(篠原恵美)というマエストロコマンダーの元に向かうって話。
相変わらず作画は不安定だなあ。
しかし、3人のマエストロコマンダーに会いに行かないといけないなんて、ちょっぴりポケモンタッチだな。
まあ、ブライオンが無事で良かった。
で、次回は2人目のマエストロコマンダーに会いに行く。


◆ハム第121話「とっとこ勝負だ!タイショーくん」3
脚本(藤田伸三)、絵コンテ(土屋日)、演出(尉斗谷充孝)、作画監督(小林ゆかり)

というわけで今回は、ノラ猫から逃げ出してしまったタイショーがハム太郎と勝負するって話。
相変わらずサブさんは美味しいところ持って行くね。
まあ、あとは普通どおりであったな。
で、次回はオオカミが出る。


◆満月第30話「英知くんを知る人」3
脚本(田村竜)、絵コンテ・演出(佐藤照雄)、作画監督(近藤優次)

というわけで今回は、アメリカで暮らす養護施設時代の満月の恩師である和美先生(富永み〜な)が帰国して、満月と再会するって話。
英知にメッセージを送ろうと色々やる満月がなかなか可愛かったな。
まあ無茶のある設定を、タクトが上手く正論でまとめた回とも言える(笑)
で、次回は学園祭で大変。


◆ミュウミュウ第30話「素直になって、水晶玉に秘めた片想い」3
脚本(高橋ナツコ)、絵コンテ(榎本明広)、演出(伊達将利)、作画監督(宇佐見皓一)

というわけで今回は、青山の態度がそっけなくなり不安になったいちごは、占いができるという万里子先輩(岡村明美)に会いに行くって話。
宇佐見作監のわりには、それほど作画は良くなかったな。
話も、普通だったしねえ。
しかし今度は岡村明美に石田彰か・・なんか脇役の声優が豪華だなあ。
で、次回は青山といちごの父が対決。


◆ミルモ第30話「なんと、ミルモがワルモ団!?」3
脚本(土屋理敬)、絵コンテ(高柳哲司)、演出(古川政美)、作画監督(岩佐とも子)

というわけで今回は、ワルモ団に弱みを握られたミルモがワルモ団に入ることになるって話。
普通の話であったな。
まあドタバタはなかなか良かった。
基本的に出来はいいけど、やっぱマンネリを感じてしまう時はあるな。
で、次回は妖精学校の遠足って話。


◆ハリケン第28話「ハリアーと逆襲」3
脚本(宮下隼一)、アクション監督(竹田道弘)、監督(諸田敏)

というわけで今回は、メガタガメ・マーク2の前に苦戦を強いられるハリケンジャーって話。
メガタガメ・マーク2はなかなか格好良うていいね。
しかし一甲の宇宙サソリネタは引っ張るなあ。
でも、そろそろ解決かな?
で、次回はリーダーはどっち?


◆龍騎第31話3
脚本(小林靖子)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(宮崎剛)、監督(長石多可男)

というわけで今回は、人がいなくなくなったフェリ−で少女が見つかり、調査をする真司達って話。
相変わらず、朝から人がボコボコ死ぬな、今度のライダーは。
で、実は浅倉もいいヤツかもしれない・・ことはないだろうな(笑)
で、次回はさらに続く。


◆キディグレイド第1話「Depth/Space(深淵)」4
脚本(きむらひでふみ)、絵コンテ・演出(後藤圭二)、作画監督(門之園恵美)、メカ作画監督(川原智弘)

というわけで、ナデシコの後藤圭二の初監督であるオリジナル美少女スペースオペラアニメ、「キディグレイド」の第1話。
アニメ制作はGONZO、シリーズ構成はきむらひでふみ(ミトの大冒険)、キャラデザは門之園恵美(レイアース)、メカデザインは海老川兼武・川原智弘、監督は後藤圭二(ナデシコ)といったスタッフ構成。
今回は、スターズセンチュリー328年、銀河通商関税機構GOTTのESメンバーであるエクレール(永田亮子)とリュミエール(平野綾)が、ファウヌスとメディアの惑星間の摩擦回避の特務を受けるって話。
正直、「わかりやすくてわかりにくい」第1話って感じであった。
「わかりやすい」っていうのは、これってまあ間違いなく「ダーティペア」なわけで、その辺りの「王道スペオペ」な所は非常にわかりやすい。
でも、言わばそのわかりやすさがゆえに、「いまさら感」があるのも事実なんだよね。
「宇宙海賊ミトの大冒険」の時にあったような、様々なオタ要素などを合わせて作り上げられた「最高級のコラージュ」「壮大なるリミックス」としてのオリジナリティがちょっとないかな。
ちなみに、これはエヴァンゲリオンも同じくそうだと思っている。
できうれば、今後もうちょっと「ひねり」や「オリジナリティ」が欲しいところ。
まあ、野田宇宙大元帥の「スペースオペラの書き方」を読んでから、「いつか絶対スペオペ書いてやる!」と心に誓っている自分としては、「気持ちはとてもよくわかる」んではあるけどね。
あと、「わかりにくい」っていうのは、ちょっと詰め込み過ぎで、描写や説明不足な感じで、世界観や設定や物語が非常にわかりにくかった。
小説だと、そういう「世界設定」などは「文章」で説明しながら物語をすすめることができるんだけども、アニメだと「描写」のみで説明しないといけないからね。
スペオペ好きな俺でもあの1話の描写だけだと、銀河通称関税機構GOTTと宇宙惑星連合の関係とか、ワープゲートと単艦ワープの違い、2つの惑星間の経済衝突に軍部の独走とか(メディアってのはマスメディアと名前がかぶって不味い)、リュミエールの能力とかとかが、わかりにくかった。
ちょっと設定に描写が追いついてなくて、視聴者おいてきぼりって感じだったかな。
「ミトの大冒険」だと(比べて悪いけど)、その圧倒的なビジュアルインパクトで、うむを言わせぬ説得力やセンスオブワンダーがあったからねえ。
その辺り、今後上手いことやって欲しいかな。
このわかりにくさって、ちょっと士郎政宗っぽいかも(笑)・・まあ何度か見れば理解できるんだけどね。
あと後藤圭二さん絡みでは、所どころの描写にナデシコ風味があるのは面白いね。
リュミエールはちょっとルリ入ってるしね。
原画も色々豪華で、作画がいいのは良かった。
しかし、エクレールの永田亮子はちょっとだけ下手くそかな・・何となく声が軽すぎる気がするね。
で、次回はタイト・バインド(重力)。


◆キディグレイド第2話「Tight/Bind(重力)」4
脚本(きむらひでふみ)、絵コンテ(後藤圭二)、演出(右湊具央)、作画監督(石岡雅憲)、メカ作画監督(邊川修二郎)、作画監督補佐(祝浩二、鈴木雄大)、総作画監督(門之園恵美)

というわけで今回は、押収した重力制御媒体ハイジーのコンテナが空っぽとなり、それの調査をSクラスであるESメンバーのアールヴ達と共にするエクレール達って話。
いやあ、キッチリ作ってるなあ。
1話と同じく演出作画もレベルが高く、非常に丁寧な作りである。
この丁寧さとキッチリさぶりは、かの傑作アニメ「カウボーイビバップ」に似ているな。
ということは、非常に地味だって事ではある(笑)
そして、そのキッチリさがゆえに、ちと話がわかりにくかったりするのもお約束ではある(苦笑)
実は作品ってキッチリ作り過ぎ、完成度が高すぎると、それがゆえに「隙がなく」、作品への感情移入等がそがれたりする事があるからね・・難しい所だけど。
作品って、ある程度「抜き」や「ゆらぎ」が必要だったりするから。
結構真剣に見ないと話がわかりづらいもんな。
「説明セリフ」でなく、「描写」で語ろうとしてるからねえ。
特にSF的ネタとかは、SF的素養がないとわからなかったりするし。
前にも書いたけど、小説ならそういうネタの「説明」を文章でできるけど、アニメだとすべて映像で語らないといけなからね(ガンダム以降の概念だな)
正直、説明不足気味ではある・・説明がないから所々、憶測で意味を考えないといけないしね・・やっぱり士郎正宗作品みたいだ(笑)
でも、そういうSF的ギミックを入れつつ、ドラマやストーリーを持たせて、ちゃんとした作品を作ろうとするっていう試みは素直に好感が持てるな。
今後も期待である・・地味だけど(笑)
あとアイキャッチに緒方剛志とは、なかなかに豪華である。
今後もアイキャッチも色々凝っていくのかな?
そいや、今回のEDの振り向きはリミュエールだったな・・順番に振り向くのだろうか?
で、次回はプリズナー・エスコート。


◆ぴたテン第22話「運動会の燃え方」4
脚本(ふでやすかおゆき、小林靖子)、絵コンテ(佐藤信二)、演出(太田雅彦)、作画監督(中原清隆、森下真澄)

というわけで今回は、運動会が近づき、リレーに出ることになった湖太郎達が頑張るって話。
相変わらず、ほんわかムードのほのぼのドタバタが良い感じで、なかなか面白かった。
ホントにまったりアニメだなあ・・まあ、それしかないとも言えるが(笑)
で、次回はハイキングに行くって話。


◆GA3第2話
「シャッフルフレンチ・デザート抜き」5
「スペシャル前菜・メインディッシュ抜き」1
脚本(佐藤勝一)、絵コンテ・演出(橋本光夫)、作画監督(小笠原篤)
脚本(滝晃一)、絵コンテ・演出(橋本光夫)、作画監督(古賀錠、高乗陽子)

というわけで、ギャラクシーエンジェル3期の第2話。
で、前半は、ミルフィーユが会議に遅れて、エンジェル隊がそれぞれ変装し合うって話。
・・これこそ、これこそギャラクシーエンジェル!
まるで前回の解散ネタが「なかった」かのように話が進み、超絶お馬鹿な変装合戦がメチャクチャ笑えます。
このお気楽極楽馬鹿展開がエンジェル隊ですなあ。
でも、ヴァニラはちょっと狙い過ぎかもです(笑)
で、後半は、ツインスター隊がどうのこうの・・。
・・っていうか、はっきり言おう・・。
お前らの活躍なんか見たくないんだよ!、ツインスター隊、逝ってよし!!(怒)
という感じで、天国から地獄へ落とされたような展開で、前半最高なのに、後半最低という、先行きが不安にな展開でした・・(苦笑)
ツインスター隊、マジでうざいんですが・・サブタイ通りにメインディッシュ抜きだといかに美味しくないかわかった第2話・・、参った・・。
ブロッコリー、なんか勘違いしてる・・なんか、勘違いしてるよ・・。
え〜と、で次回象さんが・・<ダメージから立ち直れてない


◆GA3第3話
「特製ミルフィーユのビックリサンド」4
「はぐはぐハグ鍋」4
脚本(金巻巻一)、絵コンテ・演出(荒木哲郎)、作画監督(北野幸広)
脚本(小林靖子)、絵コンテ・演出(荒木哲郎)、作画監督(北野幸広)

というわけで今回は。
前半は、崩壊しかけている惑星で、ミルフィーユの顔がはまるって話。
お約束のテンションの高いドタバタ馬鹿展開。
それぞれのキャラごとの錯乱が良かった。
後半は、お礼をしてくれる惑星でロストテクノロジーを探すミルフィーユとフォルテって話。
こちらもまた、お約束のテンションの高いドタバタ馬鹿展開。
GAらしい、不条理な感じが良い感じであった。
ってな感じで、両方とも演出のテンションも高くて、作画のレベルも高くて面白かった。
もう大分復活気味だな。
でも、少々テンションが高すぎかな?
もうちょっと息を抜いた感じが欲しいかも。
で、次回はみんな大ピンチ。


◆GA3第4話
「冷製ロトサバ当たりつき」5
「つるつるパスタ」4
脚本(小林靖子)、絵コンテ(しまづ聡行)、演出(小林智樹)、作画監督(堀川直哉)
脚本(金巻兼一)、絵コンテ(しまづ聡行)、演出(小林智樹)、作画監督()

というわけで今回は。
前半は、冬山で遭難した4人に、宝くじが当たるって話。
非常にGAらしい、ドラスティックで血の涙もない展開・・この殺伐さがGA(笑)
金のために生き残ろうとするあの執着心が素晴らしすぎでした。
ガキも全然出てこなかったしね(笑)
後半は、ロストテクノロジーをかぶってしまったために、ハゲになるミントって話。
テンションの高い演出と、お約束の唐突なオチがなかなか面白かった。
なんか、2人のガキも出てこなくて、完全に以前のGAって感じでどっちも面白かった。
今後もこの感じだといいなあ。
で、次回はぼったくりバー。


◆クラギ第55話「誇りあるギアファイト」4
脚本(吉田伸)、絵コンテ・演出(菱川直樹、小野学)、作画監督(高橋晃)

ドジョウヒゲオヤジ・・悪辣だなあ・・。
というわけで今回は、ギアパンクラチオンに出場していた事で脅迫されたコウヤとマーリャンとの戦い。
相変わらず、熱い展開が良いね。
コウヤとマーリャンの戦いが燃えました・・孫悟空な技が格好良い。
そして・・エディきた〜!!(笑)
相変わらず、キャラに優しいクラッシュギア。
今後の活躍が楽しみだなあ。
で、次回はクロウド対キョウスケの戦い。


◆どれみドカン「心をこめて!幸せの白いバラ」4
脚本(影山由美)、絵コンテ・演出(川村敏江)、作画監督(岡佳広)

というわけで今回は、先々代の女王様の孫娘(鶴野恭子)であるイングリッドの思い出の品であるベッドカバーを作るどれみ達って話。
先々代女王様話はどことなく暗い雰囲気があるのであまり好きではないのだが、イングリッドの絡みの話はなかなか良い話で、結構泣けた。
何と言っても、鶴野恭子さん声のイングリッドが萌えた(笑)
川村作監で、作画も良かったしね。
それにしても、先々代の息子のロイってあんな人だったのか・・初めてだったかな?
女王様が若すぎだから、近くのオヤジか何かかと思ったよ。
しかし、息子さんの嫁さんはどこへ?・・まあ、あの辺り結構無茶ある設定だからなあ。
で、次回は魔女をやめた魔女が登場。
なかなか面白そうで、期待。


◆ワンピ第129話「始まりはあの日!ビビが語る冒険譚」4
脚本(菅良幸)、絵コンテ・演出(西尾大介)、作画監督(久田和也)

というわけで今回は、ルフィ達と一緒に行くか決断するビビって話。
アラバスタ編ラスト。
前半はボンクレーが格好良く、後半はビビが可愛かった。
ドラム島ほどの時ほどではないが、最後に仲間の証しであるバツの字を書いた腕を上げての出港が燃えて泣けた。
初代OPがかかってる所が粋でいいね・・まるで最終回のよう。
正直、アラバスタ編は鬼のようにダレダレで長くてタルかったが、最後の締めはやっぱり上手い。
ワンピースの真価はラストにこそあるからなあ。
で、次回はエピローグと新たなる仲間。


◆ワンピ「危険な香り!七人目はニコ・ロビン!」3
脚本(菅良幸)、絵コンテ・演出(池田洋子)、作画監督(志村隆行)

というわけで今回は、アラバスタを旅立つルフィ達の前に現れるニコ・ロビン(山口由里子)って話。
前半はアラバスタのエピローグで、後半は七人目の仲間ニコ・ロビン登場であった。
エピローグは今までのキャラが総登場し良い感じであった。
あと、ニコ・ロビンもなかなかに艶っぽく今後の活躍に期待であるな。
で、次回はチョッパーの過去話。
そろそろ原作にも追いつきそうだからな・・オリジナル話でお茶濁さないといけないし、大変だな。


2002年10月10日(木曜日)

◆ガンダムSEED第1話「偽りの平和」5
脚本(両澤千晶)、絵コンテ(福田己津央)、演出(吉本毅)、キャラ作画監督(平井久司)、メカ作画監督(重田智)

ガンダム、再び大地に立つ!
というわけで、21世紀のガンダムシリーズ、「機動戦士ガンダムSEED」始動!
企画はサンライズ、原作は矢立肇・富野由悠季、シリーズ構成は両澤千晶、キャラデザは平井久司、チーフメカ作監は重田智、メカニックデザインは大河原邦男・山根公利、監督は福田己津央って構成。
で、今回は少年キラ・ヤマト(保志総一郎)のいる中立国オーヴの資源衛生ヘリオポリスに、ラウ(関俊彦)率いるザフト軍の部隊が、地球連合が開発している秘密兵器ガンダム奪取のため襲撃をかけてくるって話。
まあ、なんというか、予想どおりというか、予想以上というか、福田己津央監督のスピード感ある演出に、平井久司のスタイリッシュなキャラデザで、重田智の重厚感あるメカ作監、少年少女達の群像劇な両澤千晶の脚本に、SFメカロボを描けるサンライズの作画に、ガンダムの1話をリメイクさせたら「こうなった」という、ある意味必然、原理原則のような一話でした(笑)
うむ、面白かったです。
何だかとっても「リヴァイアス」(笑)ではありましたが、まさしくガンダムの「原点回帰」「リメイク」「オマージュ」っていう感じで、あの伝説の「襲撃」の展開を、超絶気合いの細部まで書き込まれた演出作画で見せまくりでした。
何より、物がドンドン破壊され、人がドカドカ死ぬのがいい!(笑)
テレ東なら絶対できない表現でしたからねえ。
でも、一番好きなのは初っ端の初代のオマージュ色たっぷりのアバンタイトルで、あの大気圏再突入(ジンの目がビカっと光るのがいい!)からの戦争描写、そしてテンポの良いOP突入までの燃え燃え展開がメチャ好きです。
あと、「ガンダム大地に立つ!」でのEDへの突入も電童っぽくて良いですな(笑)
できれば「目がビカッと光る」、反抗の象徴たるガンダムの目の光は入れて欲しかった所ですが。
で、緊張感とスピード感ある演出に、密度ある作画は言うに及ばずですが、話がきちんと時系列に理路整然と系統立てられていて、あの伝説の「ガンダム大地に立つ!」(あとZガンダムの「黒いガンダム」も入っていたかな?)には及ばないものの、感覚的に流れを作っている富野御大のキングゲイナーよりはわかりやすい第一話でしたな。
世界設定などを知って2度目を見返したりすればわかりますが、初代ガンダムの1話と同じく、それぞれの描写に「意味」があり、世界設定の「厚み」からもたらされる「リアリティ」が、きちんと画面に織り込まれています。
まあ、電童好きリヴァイアス好きな自分には、無条件で全面降伏な話ってことです(笑)
いや、ほとんどドリームチーム・・もう自分はメチャクチャ好みです。
しかし美少年美少女ばっかで、平井さんのキャラデザはちょっと書きわけがなってないですなあ・・誰が誰かわかりにくい(苦笑)
好きな絵柄ではあるんですけどね。
で、声優陣も流行り所などを揃えているので、良くも悪くも今風ではありますな。
まあ、ガンオタには総スカンをくらっているようではありますが(笑)、今回のガンダムは初代ガンダムのリメイク・オマージュ的要素が強いようなので、「21世紀のファーストガンダム」って感じで、新たなるファン・・小さいお友達であるお子様や、大きいお友達である萌えオタや婦女子の方を獲得していただきましょう!
ガンオタには、「ガンダムオリジン」と「キングゲイナー」がありますしね(笑)
まあ、できれば「新しいロボ」で見たかったのも正直な所ですけけどねえ、まあそれじゃ予算降りないし(苦笑)
ってこれは、昨今のガンダムシリーズ全てに言えることではありますが・・。
というわけで、思っていたよりも、かなりきちっと作っていて、作り手側が初代と「同じ場所」から始めながら、「違う場所」へと行こうとする意気込みを感じました。
スタッフの皆様には、「ガンダム」というブランドを作り出すのは色々と大変でしょうが、批判や非難にはめげずに頑張ってもらいたい所です。
つうか、ここまで丁寧かつ真面目に作っているのに、あそこまで非難されるなんて・・「ガンダム」って大変だな(苦笑)
なんだか、ここの所の北朝鮮絡みの政府非難と、アニメあずまんが批判を思い出しますなあ・・。
まあ、それはともかく、次回はガンダムついに起動!、そして戦い!!
戦火の大地に、よみがえれガンダム!


◆ギャラクシーエンジェル第3期
「捜索おやじ風創作おじや」4
「元祖エンジェルパフェ全部入り」4
脚本(井上敏樹)、絵コンテ(高柳滋仁)、演出(荒木哲郎)、作画監督(藤田まり子)

ブッロッコリー、がむばれ!、がむばれ!、株価低迷なんかに負けるな!!
というわけで、地上波放送されたことで、一気にブレイクをしたお気楽極楽スチャラカアニメ「ギャラクシーエンジェル」が再び復活して帰ってきました!
原作はブロッコリー、総監修は水野良、シリーズ構成は井上敏樹、キャラクター原案はかなん、キャラクターデザインは藤田まり子、メカニックデザインは高倉武史/戦船、監督は高柳滋仁、アニメ制作はマッドハウス、といったスタッフ構成。
ブロッコリーの株価が低迷したのと、監督が高柳滋仁に変わった以外は基本的に同じスタッフです。
で、気になるOP「ギャラクシー☆ばばんがBang!」は、第1期のOPの2番と言った感じで楽曲的にはまあまあですな。
思わずスローで見返したくなるダジャレとパロ合戦の押収である映像もまあまあって感じでしょうか。
それぞれのキャラごとでのOPとタイトルが見れるのがなかなかですな。
でもって本編は・・とある事情により解散したエンジェル隊が再結集するって話。
なかなかって感じかな。
全体的に演出作画が1期のノリに近かったり、珍しく前と後ろで話が繋がっていたり、2期で見せた破天荒ぶりが若干低めのせいか、ちょっと勢いが空回りして滑り気味ではあった。
でも、1話だけあって作画も良く、テンション高めの演出は良かった。
まあ、話としては前よりは1話としては説明不足はなく、親切設計ではあるのですが、視聴者に媚びてるエンジェル隊はちょっと違和感(笑)
彼女らは、独立独歩、我が道を行くのが似合ってますからねえ(笑)
でも、テンションは高かったのので、このノリを単発話でやるといいかもです。
パロディとかも多かったし(笑)
あと、新キャラであるエンジェルツインスター隊は、正直、うざめ。
我々はGAに新キャラ(しかもクソガキ)など求めてません(笑)
って感じで、先行きがちょっと不安な感じはしました。
やっぱ、GAは1話完結形式で、
「先のことなんて、知ったこっちゃねえんだよ! 今が楽しけりゃいいんだよ!」
って感じの、刹那的で何でもありな雰囲気が似合ってますからねえ(笑)
というわけで、今後の大暴れに期待してます。
しかし、相変わらずEDはちょっと画風が違うね(笑)
で、次回は趣味か!?


◆デビチル第1話「ヴァルハラ」3
脚本(藤田伸三)、絵コンテ・演出(小林哲也)、作画監督(志田ただし)

あの・・未来ちゃんがいないんですけど・・(笑)
というわけで、真・女神転生デビルチルドレンが再度アニメ化して、「真・女神転生デビルチルドレン ライト&ダーク」として復活。
で、アニメ制作はアクタス、シリーズ構成は藤田伸三、キャラデザは志田ただし、監督は小林哲也といったスタッフ構成。
内容は・・小学生のジン(進藤一宏)、アキラ(富野真守)、レナ(宍戸留美)の三人は、亜美(笠原弘子)に召喚されて、異世界ヴァルハラで世界を救うための戦いに巻き込まれるって話。
まあ、なんつうか・・非常にわかりやすい第一話。
説明セリフに説明描写のオンパレードで、手堅いっつうか、安直っつうか、まあお約束な展開であった。
キャラの配置なども非常にステロ。
まあ、ガキ向けアニメならこんなもんでしょうな・・演出作画も悪くないしね。
しかし、主人公三人が「遊戯王」のように新人臭いのはちと気になるかな・・とか思ってたら、よく考えたらレナ役の宍戸留美は新人じゃないじゃん!(笑)
なんで、宍戸留美はおんぷ以外のキャラだとああも素人臭く聞こえるのか・・やっぱ芸風が狭いのかな?(笑)<瀬川おんぷが声優に初挑戦しているという説もあり(笑)
まあ、手堅そうな作りなんで、一応期待って事で・・取り敢えずレナたん(おんぷ)と亜美たん(笠原)、ハァハァ・・(笑)
っていうか、なぜに彼女の名前は漢字で「亜美」なんだ?(笑)
しかし、やっぱデジモンに似てるよなあ・・。
で、次回は冒険の始まり。


◆シスプリ・リピュア第1話
「ハートデイズ」5
「可憐」5
脚本(あみやまさはる)、絵コンテ・演出(下田屋つばめ)、作画監督(新田靖成)
脚本(あみやまさはる)、絵コンテ(保戸木知恵)、演出(由名隆史)、作画監督(小島正士)

こんなの!、こんなの!、俺達のアニプリじゃねぇ〜!!
というわけで、その破天荒なネタと、絶望的なヘタレと電波で、水曜の深夜を爆笑のズンドコに追いやった、あの「シスター・プリンセス」が「リピュア」となって堂々の復活!
原作は天広直人と公野櫻子で、連載は「G’zマガジン(メディアワークス)」。
でもって、今回はスタッフを一部変更して、アニメ制作はZEXCSとガンジス、シリーズ構成はあみやまさはる、キャラクターデザインは新田靖成、監督は下田屋つばめと宮崎なぎさ、で制作総指揮は大月俊倫といった感じのようです。
でもって構成も変化。
前半が前作と同じく全キャラ登場しての話、後半はそれぞれのキャラごとの話といった構成。
で、今回は再会するみんなと、後半は可憐の話。
う〜ん、「普通」の作りになっちゃたなあ(笑)
「電波」だという評もあるようですが、原作を知ってる人間からすると非常に忠実で誠実(特に後半)な作りになっており、なかなか良い出来だと感じました。
特に、演出作画のレベルは前作の500%って感じで(笑)、堅実で丁寧な作り込みには素直に好感が持てます。
まあしかし、前作の電波とヘタレを楽しむ「アニプリ」色はなくなったために、全国の「お兄ちゃん」のための、良くも悪くも「お兄ちゃん専用」といった感じの、その「シスプリ」色についていけない方がおられるようでしたが・・。
「電波だ!」という向きもありますが、原作知ってる自分としては、「シスプリ」とは「元からこういう作品!」だったのですよ(笑)
「雑誌でやるギャルゲー」ってのがコンセプトですしねえ。
そもそも、前作の「アニプリ」が異端だったのです。
だから、今作のは「シスプリ」らしい「シスプリ」・・「真」「正統派」「本家」「直球」といった感じでしょうか。
まあ、個人的には、前作の「あの妹12人に囲まれての不条理とお馬鹿が蠢くドタバタ馬鹿展開」(そんな、馬鹿な〜!)が好きだったために、残念ではありますが・・。
ああ、山田・・眞深・・カンバック・・(笑)
でも、今度はきちっと作ってくれそうなので、咲耶や千景や四葉の話がどのようになるか、楽しみにしたい所ではあります。
まあ、原作ファン以外は理解できない(ついていけない)で、色々と戸惑いや驚きもあるでしょうが、みなさん「痛さに耐えて、頑張って」見てください!(笑)
しかし、作画が飛ばしまくっているので、今後がちょっと不安ではあります・・ガンジスだし(笑)
やはり、作画レベルはキャラの人気順でしょうか?(笑)
頑張って、このレベルを安定して欲しいところです・・まあ、鈴凛と白雪はヤバかったりして(笑)
あと、お兄ちゃんこと航の声が変わったのは残念・・つうか、キャラが違う・・なんて、ホスト臭いんだ・・俺の航はもっとヘタレ(笑)
で、次回は花穂が主役の模様。


◆009第43話「─地下帝国「ヨミ」編─異変」4
脚本(小林靖子)、絵コンテ・演出(富永タクオ)、レイアウト監修(紺野直幸)、作画監督(大森英敏)

というわけで今回は、ついに地下帝国ヨミ編始動。
世界各地を襲う謎の生体兵器、そして009達はそれにブラックゴーストの影を感じ、調査を始めるって話。
初っ端から、なかなかに非道な展開。
特に、009とかつての仲間との悲壮なる戦いは、お約束だが・・泣ける・・。
まさに、「許さないぞブラックゴーストめ!」って感じである。
しかも、008が重症。
次回予告が、さらに悲壮感を助長させて、もうたまりません。
流石は小林靖子・・上手い・・。
で、次回はバン・ボグート登場。


◆ミュウミュウ「あなたが好き、青山くん衝撃の告白!」4
脚本(十川誠志)、絵コンテ(金子仁)、演出(畠山茂樹)、作画監督(かわむらあきお、実原登、橋本英樹)

というわけで今回は、青山がいちごに告白をして、エイリアンがカフェミュウミュウに襲撃してくるって話。
前回は神降臨でしたが、今回も第2の神であるかわむら作監でなかなかに作画が良く、どのキャラもなかなか可愛かった。
特に、コロコロと表情を変えるいちごが可愛かった・・最後は猫でしたがっていうか、萌え(笑)
でも、複数作監のせいでムラがありましけどね・・たぶん上手いカットがかわむら作監だろうな(笑)
あと、話も青山の告白、キッシュの陰謀、カフェに襲撃となかなか燃える展開で良かった。
で、次回は猫になったいちごが大変なことに(笑)


◆ミルモ「妖精学校へ行こ〜う」4
脚本(土屋理敬)、絵コンテ・演出(平尾美穂)、作画監督(横田一章、島崎知美、三木俊明)

またたびニャンニャン♪
というわけで今回は、楓が妖精学校へ通うことになるって話。
個性的な妖精たちが多数出演し、妖精になった楓がメチャクチャ可愛く、妖精界でのギャップに振り回される楓が楽しかった。
特に、「またたびニャンニャン、またたびニャ〜ン♪」が・・(笑)
もちろん演出作画も良くて、テンポも非常に良かったしねえ。
しかし、これでは日高さんの出番減りそうだな・・。
でも、これはいいテコ入れはなりそかな?
出来は良いんだけど、前2作のように大きな流れがないから、若干マンネリ感があるからねえ。
で、次回はダブル運動会。


◆満月「絶対に負けない」5
脚本(吉村元希)、絵コンテ(わたなべひろし)、演出(清水明)、作画監督(河南正昭)

ケツフリが・・ない・・、ないよ・・。
というわけで今回は、レコーディングを同時にやることになった満月と円、そして円は満月にスキャンダルの妨害をするって話。
う〜ん、やっぱ話が面白いなあ。
今回は演出作画もなかなか良く、それぞれのキャラが立ちまくってきていい感じである。
特に、今回は円がいい味を出してきて、満月に対して不安を感じ、いままでのように妨害をしてしまい高須に見限られるっていう展開が非常にドラマチックで良かった。
果たして、今後の円がどうなるのか楽しみです。
しかし、豚の名前に「うまそう」って・・ジムシーですか?(笑)
あと今回も、さらに高須プロデューサーとも若王子先生がさらに格好良くなり、水面下での対決が燃えます。
あと、今回からはOP・EDも新しくなりました・・でもケツフリがなくなったのは残念・・(苦笑)
まあ、満月の日常が見れて作画も良くて可愛かったんですけどね〜、でもあのテンポの良いケツフリが好きだったもので(笑)
あと、アイキャッチも変更で、こっちはいい感じ。
で、次回は満月が恋の達人?
めろこ大暴走!

◆ゾイド「助けた男」2
脚本(荒木憲一)、絵コンテ・演出(井上修)、作画監督(古池敏也)

というわけで今回は、首都ガイガロスを目指すバン達は、検問を乗り越えるために別行動をするって話。
まあ、それほど意味のある話ではなかったな。
前に助けた男であるロカイが再登場ってのは良かった。
あと、フィーネの「お姉さん結婚式なんです」も可愛かった。
で、次回はアーバインが主役。


◆ヒカルの碁第51話「倉田六段」3
脚本(横手美智子)、絵コンテ・演出(くるおひろし)、作画監督(きみしま幾智)

というわけで今回は、アマチュアの囲碁の催しにやって来たヒカルと佐為は、偽物の碁盤を売るプロを見つけるって話。
今回は作画もなかなか良く、佐為が大活躍で、ちょっとした悪党退治といった感じの勧善懲悪な展開はなかなか面白かった。
で、今回は今後に活躍しそうなキャラである倉田六段が登場。
流石は岩田光央って感じで、かなりウザい感じが出てたな(笑)
あと、密かに女性販売員のお姉さんが可愛かったな。
で、次回はヒカルVSアキラ。


2002年10月2日(水曜日)

◆ミュウミュウ「時よ止まれ!、胸にあふれる愛しい気持ち」5
脚本(十川誠志)、絵コンテ・演出(阿部記之)、作画監督(石野聡)

神様って、いるのね・・。
というわけで今回は、東京タワーでキッシュの作ったキメラアニマと決戦を迎えるいちご達って話。
神、降臨ってことで、2話前の話とは、ほとんど別アニメのような凄い作画であった(笑)
しかも演出が阿部監督で、千葉道徳、大塚健、渡部圭祐など、作監レベルを原画に入れることで、綺麗ではあるが動きはいまいちな石野作監を補完。
ちょっとバンクは多めではあったが、非常に高さと奥行きのある東京タワーでの、まるで怪獣映画を思わせる迫力ある戦闘シーンを見せてくれていた。
この神と悪魔の同居ぶりが東京ミュウミュウ・・っていうか明らかに偏ってる(笑)
この「ムラ」を狙ってるのだろうな〜、まあある意味成功してはいるが・・昔のアニメもそういう「ムラ」を楽しむところがあったしねえ。
まあそれはともかく、怪獣映画テイストたっぷりの演出作画だけでなく、東京タワー決戦でのミュウアクアロッド出現と、盛りに盛り上がる萌えに燃えた話であった。
で、次回は青山がついにいちごに告白?
しまった、標準で録画するの忘れてた!(笑)


◆ヒカルの碁第50話「藤原佐為」2
脚本(大橋志吉)、絵コンテ・演出(えんどうてつや)、作画監督(大島巧)

というわけで今回は、佐為の回想によるお約束の総集編。
まあ、ひねりのない普通の作りの総集編であったな。
佐為の葛藤は、まあ良かった。
しかし、ヒカルの碁は続くのかな?
で、次回はヒカルがプロと対局?


◆ワンピ「越えていく!アラバスタに雨が降る」4
脚本(島田満)、絵コンテ・演出(境宗久)、作画監督(井上栄作)

というわけで今回は、ルフィとクロコダイルの最終決戦、そしてアラバスタに雨が降るって話。
うむ、なかなか面白かった。
流石にクライマックスだけあってか、ペルの爆死によるビビの絶叫。
クラシックがかかってのド派手なルフィとクロコダイルの戦い。
そして、アラバスタに雨が降り、ビビの声が届き、戦いが終結する。
って感じで、盛りに盛り上がる展開に、イけてる境宗久演出に井上栄作作画と良い感じであった。
で、次回は武器よさらば。


◆満月「伝えたいもの…」4
脚本(まさきひろ)、絵コンテ(奥田誠治)、演出(佐藤照雄)、作画監督(近藤優次)

というわけで今回は、若王子先生がプロデューサーとなり、セカンドシングルを作るために両親の事を調べる満月って話。
前回よりは作画は良かったのだが、やっぱりあんまりだったな。
火鳥動画は、もうええっちゅうの(笑)
でも、話自体は前回と同じく結構良く、少しづつ満月の両親の事がわかったり、おばあちゃんの娘・葉月(笠原弘子!)への気持ちが描かれたり、高須と若松円がいい味を出し始めたりといい感じであった。
少しづつ両親達の過去などがわかるのってのも、なかなかに上手い構成ではあるな。
そして、父が母に送ったオルゴールと、おばあちゃんの嘆きを聞き、「伝えたいもの」を見つけるってのもいいね。
果たして、満月の想いはおばあちゃんへの届くのであろうか?
あと、昔のりぼん・・陸奥A子とは懐かしい(笑)
しかし、応募者全員サービスがオリジナルアニメビデオ・・りぼんを買えと・・(笑)
で、次回はフルムーンと若王子先生が熱愛発覚?
ば、ばれた!(笑)


◆ミルモ「ミルモの里をすくえ!」3
脚本(土屋理敬)、絵コンテ・演出(中西伸彰)、作画監督(渡辺伸弘)

というわけで今回は、ワルモ団が王国を支配し、楓がミルモ達を助けに行くために妖精界へ行くって話。
やはり、どうもいつものような1話完結のドタバタ話でないと、話に動きがないなあ。
まあ、妖精の楓が可愛かったのは良かったけどね。
あと、ライバルであるミルモを助けるヤシチとかもね。
で、次回からは楓が妖精学校に通う!


◆クラギ「憎しみの黒き不死鳥(フェニックス)」4
脚本(吉田伸)、絵コンテ・演出(菱川直樹、小野学)、作画監督(高橋真一)

ピ、ピラミッドパゥワー・・。
というわけで今回は、ユーヤの正体がわかったコウヤは怒り、そして暴走するって話。
コウヤのダークサイド入り、そしてピラミッドパワーと、クラッシュギアお得意のマジと馬鹿が入り交じった展開がイけてました。
やっぱコウヤはこうじゃないとね(笑)
「俺もギアに取り入れようと」っていう、キョウスケのセリフも良かったです(笑)
作画はちょっとヘタレ目でしたけどね。
さて、ダークコウヤの明日はどっちだ?
で、次回は逃亡コウヤが破壊の貴公子とバトル?


◆クラギ「破壊貴公子ケイン」3
脚本(北嶋博明)、絵コンテ(菱田正和、小野学)、演出(池端隆史、小野学)、作画監督(高橋晃)

というわけで今回は、帰国しようとするコウヤは、ギアマスターのシェーンと出会い、ギアパンクラチオンの世界を知るって話。
まあ、今回は今後の展開のための伏線って感じで、まあまあであった。
今後に期待。
しかしゴッドママ・・あのぴえろの母親なのな(笑)
相変わらずキャラを大切にするクラッシュギア。
で、次回はケインを救うために戦うコウヤって話。


◆クラギ「疾風のアークキャバリアー!」4
脚本(木村揚)、絵コンテ・演出(高田昌宏)、作画監督(米山浩平)

というわけで今回は、ケインの目を覚ませるために、アークキャバリアーでギアパンクラチオンに出場するコウヤって話。
コウヤ放浪編、その2。
ケインとギアパンクラチオンを軸にして、ユーヤやワンフー、そしてコウヤの苦悩などを暗喩として使っているのは上手いな。
いわば、この放浪編はコウヤのリハビリなのだな(笑)
あと、アークキャバリアーを使うコウヤもなにげに格好良い・・名前はスキヤキングだけど(笑)
タコヤキングを知ってるのだろうか、シェーンは(笑)
で、次回はケインとの戦いを迎えるコウヤって話。


◆どれみドカン「迷えるおんぷ」4
脚本(影山由美)、絵コンテ・演出(広嶋秀樹)、作画監督(青山充)

というわけで今回は、おんぷがハリウッド映画のオーディションに落ちて、迷うって話。
なかなか良い話であった。
落ち込んでる素振りを他人に見せないように気丈にふるまうおんぷ。
そして、変身することで「普通の女の子」としての自分に気づき、ある女優との出会いにより「これからの自分」というものを見いだすっていう展開が、丁寧に描かれていた。
影山由美、なかなか上手いな。
で、次回はババが大変なことに!


◆どれみドカン「ババといつまでも」4
脚本(大和屋暁)、絵コンテ・演出(岡佳広)、作画監督(なかじまちゅうじ)

というわけで今回は、ババが風邪をひいて昔の夢を見るって話。
一目で分かるなかじまちゅうじヘタレ作監であったが、後半のどれみ達の優しさと、ババの優しさが心に染みる良い話であった。
やはり、ここはという時にかかる「小鳥のきもち」はずるいな(笑)
女王様話は、魔女試験の頃に比べるとかなり良くなっていて良いね。
で、次回はハナちゃんの魔女試験。
兎と亀との大レース!


◆どれみドカン「四級試験はのろろろろ〜?」3
脚本(大和屋暁)、絵コンテ・演出(矢部秋則)、作画監督(桑原幹根)

ハナちゃん、ノリノリ・・。
というわけで今回は、ハナちゃんが四級試験を受けるために特訓するって話。
う〜ん、前半の大和屋暁的馬鹿テンションはかなり良くて面白かったのに、後半に「黒い雲」話が来てテンション下がっちゃったな・・残念。
まあ、娯楽の寒い国は怖いってことで(笑)
で、次回はハナちゃんがヒロコちゃんと一緒に自転車に乗るって話。


◆ハム「とっとこ夢みる!ちび丸ちゃん」3
脚本(菅良幸)、絵コンテ・演出(井上修)、作画監督(浜田勝)

というわけで今回は、ちび丸ちゃんとキョウコちゃんがお城に憧れるって話。
ぜ、前後編だったのか・・。
まあ、後編に来たいって事で。
しかし、あの湖のお城は、ラブホテルかと思ったよ(笑)
で、次回はハムハムキャッスル。


◆ワるきゅーレ「通販で小惑星を買った話」3
脚本(月村了衛)、絵コンテ(菊地一仁)、演出(高山功)、作画監督(佐藤陵)

というわけで今回は、通販で小惑星を買ったって話。
なんか、どうやら最終回に向けての地固めが始まったようです。
まあそれゆえか、今回はなんかそれほど話に広がりのないどうでもいいような話だったかも(笑)
戦闘シーンはちょっと良かったかな。
しかし、やはりOPのあの多くの皇女達は出て来ないのかな?
で、次回は時乃湯の宇宙別館が大繁盛って話。


◆ワるきゅーレ「時乃湯宇宙別館」3
脚本(月村了衛)、絵コンテ(古川政美)、演出(政木伸一)、作画監督(藤田正幸)

というわけで今回は、時乃湯宇宙別館が繁盛し、そしてワるきゅーレが元に戻り始めるって話。
話としては収束に向かっているが、やはりドタバタ話でないといまいち盛り上がりに欠けるかも。
しかも、今回は原画が海外系であまり良くなかったしねえ。
で、次回はついに最終回・・果たしてどうなることか。
で、他の皇女の出番はやはりないのか?(笑)


◆ワるきゅーレ(最終回)「ワるきゅーレ夢幻騎行」4
脚本(月村了衛)、絵コンテ・演出(うえだしげる)、作画監督(藤井まき)

というわけで今回は、円盤皇女ワるきゅーレもついに最終回。
ワるきゅーレに会うために、ヴァルハラ星へと突撃をかける和人達って話。
うむ、なかなか面白かった。
なんだかとっても「うる星やつら」な感じで、80年代テイストたっぷりなメカアクションやら、それぞれのキャラの「この場は俺が預かった!」なバトルがなかなか燃え燃えであった。
流石に最終回だけあって、演出作画も良かったしねえ。
まあ、ラストの「ドタバタは終わらない」ってのは「お約束」ってことで(笑)
しかし、結局他の皇女は「出ただけ」だったな(笑)
まあ、原作も全然進んでないもんな、仕方ないか。

で、総論・・「円盤皇女ワるきゅーレ」3
まあまあ面白かった。
「ロリロリで萌え萌えなお約束のハーレム展開」って感じの、話やネタ自体は結構良かったんだけど、やっぱりちょっと作画のレベルが低かったかな。
あと画質と・・まあ乳首が出せるのはU局だからなあ(笑)
もうちょっと作画の質が高かったら良かったんだけどねえ〜。
結局、八大皇女も半分しかでなかったし・・。
でも、真田さんはかなりキャラが立っていて良かったです。
まあしかし、ちと古臭い感じもしたが、何となく「80年代」な感じのドタバタやほのぼのはなかなか良かった。
そういや、「ハッピーレッスン」もこんな感じだったな。
次回作をやるなら、仕切り直して八大皇女なども絡めてのドタバタがみたいですな・・作画のレベルも高めて。
とりあえず、スタッフのみなさまご苦労様でしたってことで。


◆ダイガン第26話「真相宣言!大宇宙の決闘!!」4
脚本(藤田伸三)、絵コンテ(谷口悟郎、ひいろゆきな)、演出(雄谷将仁、浅見松雄)、作画監督(阿部航)

というわけで今回は、ドラゴバーストとの大宇宙決戦。
宇宙で大決戦って、ほとんど最終回的展開。
しかも、「ロボットの反乱」という、お約束のアシモフ・手塚テイスト。
う〜ん、なかなかいい感じ。
しかも、悪役色たっぷりの若本規夫ボイスがイカします。
クライマックはなかなか燃え燃えでした。
これでもうちっと、作画が良ければねえ(笑)
で、次回は新しい仲間たちって話。


◆あずまんが「進路」「対決」「はやく行こう」「人望」「マヤーと一緒」4
脚本(大河内一楼)、絵コンテ(桜井弘明)、演出(渡辺健一郎)、作画監督(橋本英樹、井嶋けい子)、総作画監督(和田崇)

というわけで今回は、榊さんの所に、ヤママヤーがやって来るって話。
今回は全編ほとんど榊さんとヤママヤーの話であった。
でも、榊さんが幸せいっぱいな感じはよかったのだが、他のメンバーの出番が少なかったせいか、桜井絵コンテのわりにはテンションが低めだったのはちと残念だったな。
まあしかし、やっぱり榊さんが幸せなのは良いことです(笑)
で、次回はついに受験。


◆あずまんが「進路相談」「合格祈願」「ファイト」「勉強会」「ともと大阪運命の日」3
脚本(玉井☆豪)、絵コンテ(別所誠人)、演出(飯野直)、作画監督(古田誠)、総作画監督(和田崇)

というわけで今回は、それぞれが受験するって話。
まあまあ面白かった。
ちょっとシリアス展開のせいか、演出的テンポやギャグの切れがあまりないなあ。
まあでも、あの受験の雰囲気がちょっと出てたのは良いです。
で、次回はついに卒業!


◆あずまんが(最終回)「初めての卒業」「万感」「悲しみ」「母校」「みんな」5
脚本(大河内一楼)、絵コンテ(錦織博、大畑清隆)、演出(高橋享)、作画監督(橘秀樹)、総作画監督(和田崇)

というわけで今回は、あずまんが大王もついに最終回。
とうとうみんな、卒業です!
もう、卒業式だというのにいつものようにボケボケでドタバタなお馬鹿なノリで、泣けるというより非常に笑えた。
それでありながらも、きちんと卒業式な雰囲気を作り出していて非常に良かった。
それにしても、最後までゆかり先生、ひど!(笑)・・でも、ちょっと格好良かった。
でもって、最後も非常に爽快感があり、彼女たちの人生はまだまだ続くのだなって感じの余韻のある終わり方が良かったですな。
卒業ってのはひとつの終わりであり、そして始まりだからね〜。
まあ、とりあえず、
「みんな、卒業おめでとう!」
ってことで。
うむ、友達は大切にしないとな。
しかし、潔く終わるあずまきよひこは偉いな〜。

で、総論・・「あずまんが大王」5
面白かった!、誰が何と言おうと!!、原作厨房なんて嫌いだ!!!<気にしてるヤツ
って感じで、マジで面白かったです(笑)
基本的に演出作画レベルも非常に高く、ギャグアニメとしてだけでなく、学園アニメとしてもレベルが高かった。
あの滲み出る「高校3年間の学園生活」の雰囲気がたまりませんでした。
「ヘタレ上等!」がデフォルトとなっている昨今のアニメ業界で、これだけ安定度も高く、レベルも高い作品を作ったすべてのスタッフさんに、尊敬と感謝の念を込めて、
「ご苦労様でした!!」
と言わせていただきます(笑)
さ〜て、原作の漫画を読むとするか(笑)


◆ジオン第13話(最終回)「ふぞろいのイチゴたち」1
脚本(水上清資)、絵コンテ・演出(木村真一郎)、作画監督(平田雄三、川口恵)

やっちゃったよ・・。
というわけで、ついにジオンライダースも最終回。
リロと最終決戦を迎えるユウキ達って話。
・・あんまりだったな(苦笑)
最後の最後に、やってくれたよ・・、思いっきり滑ってくれました・・。
意味不明の話の展開、使い回しを入れて荒れまくる作画、滑りまくるネタ。
このアニメの悪いところが全部出た最終回であった・・。
なんつうか、アニメ作るのって大変だよね・・。
キムシン伝説もこれで終わりか・・。
しかし、これでWOWOWノンスクも一時停止か・・。

で、総論・・「G−ONライダース」2
そこそこ面白かった。
正直、前半と後半は滑りまくってあんまりでしたが、中盤のドタバタ馬鹿話はなかなか面白かった。
主人公3人のキャラの薄さは絶望的ではあったのですが、ロリベーダーズ(特にパオ様!)が頑張ってくれたのが最大の良さでしたね〜。
あと、コスモ番長の馬鹿テンションも話に勢いを与えてくれていました。
もっと、それらを上手く生かせていれればね〜。
「メガネっ娘」っていうネタも、これっぽっちも生かせずに終わりましたしな〜、つうか最後でさらに追い打ち(笑)
メガネかけてれば、メガネっ娘って思うなよ。
それと、パロディネタってのも自分は嫌いではないのですが、これは滑ったネタが多かったですな。
ハンドメイド・メイは、まだほどよく生かされていたんですけどね。
ネタ自体はそれほど悪くはなかったとは思うのですが、脚本演出作画のムラのせいもあってか、非常にちぐはぐなイメージがありましたな。
というわけでまあ、スタッフの皆様ご苦労様でした・・いや、ホントにね(笑)
今、アニメ作るのって大変すよね・・。
あ、できればロリベーダーズのみでの続編をキボンヌってことで(笑)


2002年10月1日(火曜日)

◆武官弁護士エル・ウィン第1巻「武官弁護士エル・ウィン」4
著者(鏡貴也)、イラスト(義仲翔子)

というわけで、第12回ファンタジア長編小説大賞準入選作である、鏡貴也による「武官弁護士エル・ウィン」の第1巻。
今巻は、元王国の王女様であった16歳の可憐な美少女(自称)であるミア・ラルカイルは、強盗の途中で武官弁護士の青年、エル・ウィンと出会う。
そして、彼の観察下に置かれることになったミアは、武官弁護士の秘書となって、武官弁護士の仕事を目の当たりにすることになるって話。
まあまあ面白かった。
はっきり言って、この作品は間違いなく神崎一の「スレイヤーズ」の影響受けまくりで、スレイヤーズ以来1ジャンルを築きあげた、キャラクター主導型のライトノベルの典型といった作りであった。
で、そういう意味でのオリジナリティというのはないのだが、やはりファンタジー世界に「弁護士」という設定を持ち込んだアイデア性はなかなか面白い。
その弁護士描写は、やはりライトノベルがゆえか、結構甘くて適当ではあったりしたのは、仕方なしという所か。
あと、これはスレイヤーズのリナと同じく、読みやすい一人称形式に語られるミアのキャラクター性が、良くも悪くも売りではあるな。
あのキャピキャピルンルン風な所は、人を選ぶだろうが。
まあ、部分的に「正義とは何か?」みたいな軽いテーマも入れながら、ストーリーのテンポも良く、キャラクターも生き生きしていて、軽く楽しく明るく、非常に読みやすい、ライトノベル的ライトノベルって作品でした。
神坂作品の「ロストユニバース」でイラストを描かれていた義仲さんの絵も、ぴったり合ってるしねえ。
どうやら1巻では足を引っ張って役立たず全開であったミアも成長するようなので、その辺り今後に期待です。


◆武官弁護士エル・ウィン第2巻「ハタ迷惑な代理人」5
著者(鏡貴也)、イラスト(義仲翔子)

というわけで、今巻はかつてウィンの秘書だった女性・サラが事務所へとやって来て、ある町で流行っている謎の奇病の調査を依頼してくる。
そしてその事件の裏には、光学魔術師学院の陰謀と、ウィンの先輩武官弁護士であるルイ・ミュートが関わっていたって話。
なかなか面白かった。
今巻は、前巻以上にストーリのテンポも良く、魔法アクションも派手で良かった。
なんといっても、一人称で語られる、「キャピキャピルンルン♪」から「ラブラブファイヤー!」へと進化した、さらにハイテンションとなったミアの少女漫画ちっくな暴走っぷりが楽しく面白い。
前よりも若干役に立つようになり、色々と頑張っているしねえ・・キャラ立ってるなあ。
話も探偵形式で事件が進み、徐々に事件が解決され、最後にど派手なクライマックスが待っているという展開も、非常にRPGチックで良い。
もう、完璧にスタイルというのが確立されたようで、キャラも立っていて、ポンポンと話が進み、独自の魔法描写も派手で、最後にテーマ的なものを持って来る辺りも上手いね。
ポスト「スレイヤーズ」という感じがある。
で、どうやら今後は、傲慢な法の番人である「司法庁」が核となって、全体的な物語を形作って行きそうで、結構楽しみである。
ラストは結構泣けました。
明確なテーマ、テンポ良いストーリー、派手なアクション、生き生きしたキャラクターと、きちっと揃えて、なかなかに良質なライトノベルである。
もちろん「大味」ではあるのだが、ジャンクフードやハリウッド映画、Jポップなどと同じく、「大味」の方が多くの人に認められて好かれるんだよな。
ライトでポップとはそういうものだ。
で、アニメにする場合は、大地丙太郎か、桜井弘明がいいかも。
お約束の渡部高志でも別にいいけど(笑)


◆武官弁護士エル・ウィン第3巻「検事官はお年ごろ」4
著者(鏡貴也)、イラスト(義仲翔子)

というわけで今巻は、ある森で突然すべての生き物が死滅する事件が起き、その生き残りである幼い少女の弁護をすることになったウィン達。
そしてそんな時、ウィンを慕う検事官の女性、メルが現れるって話。
まあまあ面白かった。
相変わらずミステリー形式にストーリーがテンポ良く進み、キャラクターも立っていて良い。
でも、ちょっと今回はアクションが薄めだったな。
まあメインは恋のさや当て部分だったからな。
あと、「罪と罰」というテーマも、もうちょっと深く踏み込んで欲しかった気もする。
まあ、その辺りはこれから、「司法庁」という主軸を中心に展開していくようなので、この物語がどのように最後、収束されて行くのかが楽しみではあるな。
しかし、ミアももうちょっと役に立って欲しい所だな。


◆まぶらほ短編第1巻「〜にんげんの巻〜」3
著者(築地俊彦)、イラスト(駒都え〜じ)

というわけで、ドラゴンマガジンの第3回龍皇杯に勝ち、見事連載となった「まぶらほ」の短編集。
今巻は、エリート魔術師養成学校・葵学園に通っている式森和樹の所に、ある日宮間夕菜と名乗る少女がやって来て、「今日からわたしたちは夫婦です」と言ってきた。
そしてさらに二人の少女・・風椿玖里子と神城凜もやって来て、和樹の生活は一変することになるって話。
まあまあ面白かった。
お約束の「押しかけ女房」系で、「まぶらほ」という名前の通りに、マガジンに連載されていた「らぶひな」(赤松健)テイストもある、お約束のハーレム系なネタである。
でも、そのわりには文章も話も重めで、思ったよりシリアスな展開で、あんまり萌えない(笑)
正直、もう一押しはじけぶりや、ドタバタが欲しい感じだねえ。
シリアスなテイストも嫌いじゃないんだけど、それももう一押し足りないからな。
しかし、やはり「イリヤの空、UFOの夏」(秋山瑞人)でも活躍している、駒都え〜じのイラストはかなり良い感じである。
イラストに内容が、負けてるかもしれない(笑)
あのイラストから想像されるぐらいのドタバタぶりや、萌えっぷりを表現して欲しい所だねえ。
キャラや設定は良いんだけど、やはりどうもそれらを生かす描写力が足りない感じである。
どちかっていうと、やっぱ小説よりも、漫画やアニメ向きなネタだなあ。
で、どうやら短編というより連作短編形式で、和樹もいきなりアレになってしまったので、まあ今後の展開に期待かな。
番外編の「緑門事件」な感じのドタバタぶりだと良いかもしんない。


◆フルメタルパニック!短編6巻「あてにならない六法全書?」4
著者(賀東招二)、イラスト(四季童子)

というわけで、フルメタル・パニック!の短編集の6巻。
今巻は全部で6編。

「ままならないブルー・バード」4
部室獲得のために、ナンパ大会を行うクラブ達って話。
なかなか面白かった。
宗介独特の、ナンパに対するズレっぷりが笑えた。

「的はずれのエモーション」3
瑞樹が椿一成に惚れて、宗介がそれを阻止しようとする話。
まあまあ面白かった。
宗介のボケぶりが もう一押し欲しかったところだな。

「間違いだらけのセンテンス」4
神楽坂先生が、校長先生にパンフレットの原稿を頼まれるって話。
3者3用のパンフレットの違いってのが、なかなか面白かった。
あと新キャラの西野こずえ先生もなかなかいい味を出していたな。

「時間切れのロマンス」3
宗介とかなめは、映画研究会の映画撮影を手伝うって話。
まあまあ面白かった。
宗介流の強引な落とし方が笑えた。

「五時間目のホット・スポット」3
宗介が学校へと持ち込んだ細菌兵器が漏れだし、教室はパニックになるって話。
まあまあ面白かった。
こういうアイテムとかを使うと、うる星やつらを思い出すな。

「女神の来日(受難編)」4
休暇でテッサが陳代高校へ転校してくるって話。
もうお約束モリモリな展開で、萌え萌えである。
どうやら続きもあるようなので、他のも見てみたいですな。

「作者の極秘設定メモより」4
こういうものにはお約束の設定資料。
こういうのって作るの楽しいんだよねえ。
こうやって世界観を構築することによって、キャラや物語に厚みが出るからね。
でも、やり過ぎると設定中毒になって、設定を説明する話になってしまう罠。


◆ブギーポップ第11巻「ブギーポップ・アンバランス ホーリィ&ゴースト」3
著者(上遠野浩平)、イラスト(緒方剛志)

というわけで今回は、些細なきっかけで出会った、「ホーリィ&ゴースト」のカップルは、世紀悪党スリムシェイプの命令のもとに様々な犯罪を重ねる。
そしてついには、世界の敵である「ロック・ボトム」へとたどり着くって話。
まあまあ面白かった。
正直かの悪党映画のように、ホーリィ&ゴーストのカップルが、もっと破天荒な生き方をしてド派手にやらかし、そしてそれがとんでもない終わりへと向かうのかと思っていたのだが、思ったより地味な感じであったな。
正直、期待外れであった。
ブギーポップは、カバーの「あらすじ」の所の書き方や、緒方剛志のイラストやらが上手すぎて、本編が期待に裏切られるってことがたまにあるんだよねえ。
今回は特にそんな感じであった。
やっぱ、もっとド派手に破天荒にやって欲しかったね。
もう一押し欲しかった。
まあ、アンバランスなカップルである「ホーリィ&ゴースト」や、包帯イタチの「スリム・シェイプ」のキャラは結構良かったんだけどねえ。
しかし、「アンバランス」な存在といえば、自分も自分自信をアンバランスな存在ではあると感じてはいるな。
アンバランスな存在は、それゆえにバランスを取ろうと必死にもがく。
そしてそれが力となるのであろうな。
でも、自分はアンバランスだと感じていても、傍から見るときちんと「力と意志」が一致した、バランスの取れた存在なのかもしれない。
気づいてないのは自分だけだったりしてね。
やれやれだね。


◆クレギオン第6巻「アフナスの貴石」4
著者(野尻抱介)、イラスト(弘司)

というわけで今巻は、突如ロイドが一通の置き手紙を残していなくなり、メイとマージは宇宙船アルフェッカ号を失うことになる。
そして突如失業者になった二人は、新しいアルフェッカ号の船主であるクランとアルチナと出会い、「生きた宝石」であるアフナサイトを巡っての騒動に巻き込まれることになるって話。。
なかなか面白かった。
前巻に引き続いてのロイドの主役話と思いきや、今巻はロイドのわがままに振り回されるメイとマージって話であった。
でも、その振り回されながらもロイドの事を気にかける二人の描写や、いつもながら空気間のある宇宙描写等がやはり良かった。
特に、オンボロでありながらも、他人には全く扱えない仕様になっているというアルフェッカ号の感じは、愛着さなどが感じられていていいね。
しかし、アフナスでのロイドとの感動の再会と思いきや、まさか鉱物系の知的生命体とのファーストコンタクトになったの驚いたな。
正直、ちょっと引くものはあったかも。
まあ、ロイドの思想を受け継いだ鉱物生命体ってのは面白かったけどね。


◆クレギオン第7巻(最終巻)「ベクフットの虜」5
著者(野尻抱介)、イラスト(弘司)

というわけで今巻は、ある日メイに手紙が届き、それには両親がメイの仕事ぶりを査察に来ると書かれてあった。
そしてその査察の日に間に合うために、メイは惑星ベクフットでのミッションディレクターを行うことになったのだが・・って話。
うむ、面白かった。
今巻は、マージ、ロイドに引き続き、メイの話である。
もうメイの受難、活躍、そして巣立ち、が丁寧に描かれていて、困ったり喜んだり動き回ったりする、明朗かつ元気なメイが非常に可愛かった・・ずっと半裸だし(笑)
特に、海に沈んだ客船での活躍が良いね。
しかも前回の「人類外の知的生命体との出会い」より一歩進んだ、「人類以上の神々との出会い」というドデカイ燃えるSF的ギミックを交えながら、新たなる「メイの始まり」と「人類の始まり」というテーマで落としているのが上手いね。
ラスト1ページがいい。
で、どうやら色々あって公式的にはこれが最終巻となるようです。
でも、メイの新たなる巣立ち、人類の新たなる始まりという最終巻にふさわしいテーマを今巻では書ききってあるので、最終巻でも全然問題ないですな。
これからのメイと、そしてミリガン運送の未来に幸あれ。
でも、やっぱり10年後ぐらいのメイ見てみたいかもしれない(笑)


◆マリア様がみてる第7巻「いとしき歳月(前編)」4
著者(今野緒雪)、イラスト(ひびき玲音)

というわけで今巻も、この前までと同じく、卒業スペシャルで前後編で、3本立て。
で、「黄薔薇まっしぐら」と「一寸一服」は、3年生が卒業を直前に控えた時期、黄薔薇様が複数の男性とつき合っているという噂が立ち、学園は大騒動になるというっていう話。
やっと黄薔薇様に出番が〜〜!、ってことで、黄薔薇様大活躍の話
まあ、オチはお約束であったが、ドタバタが非常に楽しく、それぞれのキャラも立っていて、なかなか面白かった。
それにしても、なんか作者の人がノリノリで書いているせいもあるのか、文章の切れがかなり良くなってきているなある。
しかし、最後に出番があって良かった、黄薔薇様(笑)
で、後半の「いと忙し日日」は、「3年生を送る会」と「薔薇様たちの送別会」を間近に迫った祐巳達の忙しい日々って話。
こちらも非常に面白く、3年生卒業前の日々の学園生活っていうのが、とても臨場感ある描き方で書かれていて、「あの時間」を思い出してしまいました。
そして、その日々の中での祐巳の頑張りや、その祐巳への仲間たちの気遣いなどが心優しい視点で描かれ心温まり、なんだかダイレクトに気持ちが伝わってきます。
特にラストの紅薔薇様の視点で描かれる「おまけ」が良かった。
もう「女子校の学園もの」としての雰囲気が出まくってるよねえ。
で、ついに次巻は薔薇様たちの卒業です(涙)


◆マリア様がみてる第8巻「いとしき歳月(後編)」5
著者(今野緒雪)、イラスト(ひびき玲音)

というわけで今巻は、薔薇様たちもついに卒業です!
ってことで、薔薇様たちの卒業が描かれる「Will」と「いつしか年も」。
面白かった!
三者三様に、これでもか!って感じで情感たっぷりに語られるそれぞれの出会いと卒業式の風景が、非常に素晴らしかった。
もう、それぞれの想いや気持ちが描かれる演出が上手すぎる!
もう間違いなく今回の主役は完全に薔薇様たちでした。
白薔薇様も祐巳との本懐を遂げられて良かったですね〜。
なんつうか、学園ものとしてのカタルシスが最高に表現された話でありました。
というわけで、紅薔薇様、白薔薇様、黄薔薇様、御卒業おめでとうございます!!!(号泣)

で、後半は聖と志摩子の出会いから姉妹の契りまで描かれた「片手だけつないで」
こちらは前半の卒業式とは違い、白薔薇様こと聖と志摩子の出会いと姉妹の契りを結ぶまでが、淡々と描かれていて、面白かった。
最後まで締めはやっぱり白薔薇様でしたな(笑)
あとがきを読むと、作者の人もやっぱり白薔薇様は好きみたいでしたしねえ。
しかし、志摩子さんの「悩み」とはなんなのでしょうな。
今は志摩子さんだけが、何か影を背負っているので、今後それらがどうなっていくのかが気になるところです。
で、一応これで薔薇様たちとはお別れのようです、えぐえぐ。
でも、次からは四月になり、祐巳たちによる新しい山百合会も始まるであろうし、これからの新展開が楽しみではあります。


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